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Windows 11 新しいPCの初期設定ガイド 2026年版

新しいWindows 11搭載PCを手に入れたとき、電源を入れてすぐ使い始めたくなる気持ちはよくわかります。ただ、最初の10〜15分を初期設定に使うと、その後何年もの使用体験が大きく変わります。セキュリティの穴を早期に塞ぎ、ドライバーを最新の状態にし、不要なものを整理してから自分好みにカスタマイズするのが、結果的に最も効率的なアプローチです。

このガイドでは、新しいWindows 11 PCを手に入れてから最初の1時間でやるべきことを、優先度の高い順に解説します。

Windows 11 の設定画面が開かれており、初期設定の各項目が確認できるデスクトップ。山岳壁紙を背景にシステムウィジェットが表示されている
Windows 11 の設定アプリはほぼすべての初期設定作業の出発点です——Windowsキー + I でいつでも開けます。

ステップ1:初回セットアップ(OOBE)を終える

新しいPCの電源を初めて入れると、OOBE(Out-of-Box Experience)と呼ばれる初期設定ウィザードが起動します。ここでの選択が後の使い勝手に影響します。

  • 言語・地域・キーボード:日本語、日本、Microsoft IMEが正しく設定されているか確認します。
  • アカウントの設定:Microsoftアカウントでサインインするか、ローカルアカウントを作成するかを選びます。Microsoftアカウントを使うとOneDriveの自動バックアップや設定の同期が使えます。ローカルアカウントにしたい場合はFAQの手順を参照してください。
  • プライバシーの設定:セットアップ中に表示される各プライバシー項目は、必要なものだけオンにするのが推奨です。位置情報、診断データ、広告IDなどは後から変更できます。
  • OneDriveのセットアップ:Microsoftアカウントを使う場合、デスクトップ・ドキュメント・画像フォルダーの自動バックアップを有効にするか聞かれます。5GBの無料枠を超えると有料プランが必要になるので、使い方に合わせて判断してください。

ステップ2:Windows Updateを完全に実行する

PCが工場を出てから店頭に並ぶまでの間に、セキュリティパッチや機能更新が蓄積しています。最初に更新を完了させることで、既知の脆弱性を早期に塞げます。

  1. 設定 → Windows Update を開いてください(Windowsキー + I)。
  2. 「更新プログラムの確認」をクリックし、表示された更新をすべてインストールします。
  3. 再起動を求められたら再起動し、再度更新プログラムを確認します。「最新の状態です」と表示されるまで繰り返してください。
  4. 「オプションの更新プログラム」も確認し、ドライバーの更新が含まれていればインストールします。

この作業は30分〜1時間かかる場合があります。PCが電源に接続された状態で行い、途中でシャットダウンしないよう注意してください。

ステップ3:ドライバーを最新の状態にする

Windows Updateはほとんどのドライバーを自動で入手しますが、グラフィックドライバーについてはメーカーのサイトから最新版を直接入手するほうが安定性とパフォーマンスが向上します。

  • NVIDIA製GPU:NVIDIAドライバーダウンロードページからGeForce Experienceをインストールすると自動更新できます。
  • AMD製GPU:Radeon Softwareをインストールして「AMD Software: Adrenalin Edition」で管理します。
  • Intel内蔵グラフィック:「Intel Driver and Support Assistant」が自動でIntel製コンポーネントのドライバーを検出・更新します。
  • PCメーカーのサポートツール:Dell SupportAssist、Lenovo Vantage、HP Support AssistantなどのOEMツールは、PCに搭載されたすべてのハードウェアのドライバーを一括管理できます。PCにプリインストールされている場合は活用してください。
Windows 11 のデスクトップにウィジェットが常時表示されており、初期設定完了後の整理されたデスクトップ環境を示している
ドライバーの更新が完了したら、デスクトップのカスタマイズを始める準備が整います——ウィジェットを追加して情報をひと目で確認できる環境を作りましょう。

ステップ4:プライバシーとセキュリティの設定を見直す

初回セットアップで設定した内容は、後から設定 → プライバシーとセキュリティで変更できます。日本のユーザーが特に確認しておきたい項目を以下に挙げます。

  • 広告ID:「アプリで広告IDを使用したカスタマイズされた広告を表示する」をオフにすると、アプリをまたいだ行動追跡を制限できます。
  • 診断とフィードバック:「診断データ」は「必要な診断データのみ送信する」に設定します。「フィードバックの頻度」は「自動的に」から「しない」に変更することを推奨します。
  • アクティビティ履歴:「このデバイスのアクティビティ履歴を保存する」と「Microsoftにアクティビティ履歴を送信する」を確認し、不要であればオフにします。
  • カメラ・マイク:「カメラ」と「マイク」の設定を開き、アクセスを許可するアプリを必要なものだけに絞ります。

これらの設定はセキュリティに直接影響するものではなく、データ収集とパーソナライゼーションに関するものです。Windows Defenderやファイアウォールはデフォルトで有効になっているので、特別な理由がない限り無効にしないでください。

ステップ5:不要なプリインストールアプリを削除する

新しいPCにはOEMメーカーや Microsoft がプリインストールしたアプリが多数入っています。これらの中には使わないものも多く、スタートアップを遅くしたりシステムリソースを消費したりする原因になります。

  1. 設定 → アプリ → インストールされているアプリを開きます。
  2. 各アプリの右端にある「…」メニューから「アンインストール」を選択します。

削除の判断が難しいアプリはFAQを参照してください。基本的にはゲームのトライアル版、ニュースアプリ(MSN News、天気など、必要なければ)、各種ツールバー類、セキュリティソフトのトライアル版は削除対象です。

スタートアップで自動起動するアプリは、タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc) → スタートアップアプリタブで確認し、不要なものを無効にします。これだけでWindowsの起動時間が大幅に改善されることがあります。より詳しい最適化の手順は、Windows 11 高速化ガイドを参照してください。

ステップ6:日本語入力環境を整える

Windows 11 には Microsoft IME が標準で搭載されていますが、デフォルト設定のままでは変換精度が最大限発揮されません。設定を調整することで日常的な変換ミスを大幅に減らせます。

  • クラウド候補をオンにする:タスクバーの「A」または「あ」アイコンを右クリック → 「設定」 → 「全般」 → 「クラウド候補」をオン。インターネット接続時により正確な変換候補が得られます。
  • ユーザー辞書に単語を登録:頻繁に使う固有名詞(会社名、地名、人名など)を登録すると変換精度が上がります。
  • 変換候補の表示数:「詳細設定」で候補ウィンドウの行数を好みに合わせて調整できます。

Microsoft IMEで変換精度が満足できない場合は、Google 日本語入力(無料)の導入を検討してください。学習能力が高く、最初から変換精度が良好です。

ステップ7:基本アプリをインストールする

初期設定が完了したら、日常使いに必要なアプリをインストールします。以下は日本のユーザーによく使われるアプリの例です。

  • ブラウザ:Google ChromeまたはMozilla Firefox。Edgeもデフォルトで入っており品質が向上しています。
  • オフィス:Microsoft 365(有料、学生は大学のアカウントで無料の場合あり)、WPS Office(無料版あり)、またはLibreOffice(完全無料)。
  • コミュニケーション:LINEはMicrosoft Storeからインストール可能。Slack、Teamsなどビジネスツールも必要に応じて。
  • セキュリティ:Windows Defenderで十分ですが、パスワードマネージャー(Bitwarden無料版など)の導入を強く推奨します。
  • ユーティリティ:7-Zip(圧縮解凍)、VLC(動画再生)は定番の無料ツールです。
Windows 11 デスクトップにシステムウィジェットと整理されたアプリが配置されており、初期設定完了後の使いやすい作業環境が整っている
初期設定を終えたWindows 11 は、カスタマイズの土台として最適な状態です——ウィジェットを追加して自分だけの情報ダッシュボードを作りましょう。

設定後のデスクトップ環境を整える

基本的な設定が終わったら、デスクトップを使いやすくカスタマイズするのが次のステップです。仮想デスクトップを使うと、仕事・個人・趣味など用途別にデスクトップを分けられます。通知が多くて集中しにくい場合は、通知管理ガイドで必要なものだけ残す設定を行いましょう。

OneDriveを使ってバックアップと同期を活用したい場合は、OneDriveの設定と活用術が初期設定のポイントを網羅しています。

よくある質問

Windows 11 の初期設定でMicrosoftアカウントなしでセットアップできますか?

Windows 11 Home では、初期設定時にインターネット接続とMicrosoftアカウントの作成を強く求められます。ローカルアカウントで設定したい場合は、ネットワーク接続画面で Shift+F10 を押してコマンドプロンプトを開き、「oobe\bypassnro」と入力してEnterを押します。PCが再起動し、「インターネットなしで続行する」オプションが表示されます。Windows 11 Pro ではネットワーク接続画面で「サインインオプション」を選ぶとローカルアカウントを直接作成できます。

新しいPCを購入後、最初にすべきことは何ですか?

最初にすべきことは3つです。まずWindows Updateを実行して最新のセキュリティパッチを適用すること(複数回の再起動が必要な場合があります)。次にデバイスマネージャーでドライバーの更新状況を確認すること(特にグラフィックドライバーはメーカーサイトから最新版を入手するのが確実)。そして回復ポイントを作成すること(コントロールパネル→システム→システムの保護)。これらを済ませてから好みのアプリをインストールするのが理想的な順序です。

OEMプリインストールアプリは全部削除してよいですか?

メーカーが入れているOEMアプリには2種類あります。ドライバーや機能に関連するアプリ(バッテリー管理ツール、キーボードバックライト設定、指紋認証マネージャーなど)は削除するとハードウェア機能が使えなくなる場合があるので確認してから判断してください。一方、ゲームのトライアル版、動画配信サービスのプロモーションアプリ、不要なセキュリティソフトのトライアル版などは安全に削除できます。設定→アプリ→インストールされているアプリから削除できます。

Windows 11 のプライバシー設定で最初に確認すべき箇所はどこですか?

設定→プライバシーとセキュリティを開き、以下の項目を確認してください。「診断とフィードバック」では「必要な診断データ」のみに設定。「広告ID」はオフに。「アクティビティ履歴」はオフに。「位置情報」はアプリ別に必要なものだけオン。「カメラ」と「マイク」もアプリ別に設定し、不必要なアプリへの許可は外してください。これらの設定はセットアップ時に聞かれますが、後から変更も可能です。

日本語入力(IME)の初期設定で何をすればよいですか?

Windows 11 の Microsoft IME はデフォルト状態から少し設定を変えると使いやすくなります。タスクバーの「A」または「あ」アイコンを右クリック→「設定」を開いて、「クラウド候補」をオンにすると変換精度が向上します。また「ユーザー辞書」に頻繁に使う固有名詞を登録すると変換ミスが減ります。変換精度をさらに上げたい場合は Google 日本語入力(無料)のインストールを検討してください。

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