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Windows 11 で e-Tax 確定申告する方法(2026年版)

毎年 2〜3 月になると気になるのが確定申告。会社員でも医療費控除、ふるさと納税(ワンストップ特例を使わない場合)、副業収入などがある場合は申告が必要です。国税庁の e-Tax を Windows 11 で使えば、税務署に行かず自宅のパソコンで申告から提出まで完結します。この記事では 2026 年版の最新手順を、事前準備からデータ送信まで順を追って説明します。

e-Tax とは? — 国税庁の電子申告システム

e-Tax(国税電子申告・納税システム)は、国税庁が運営するオンライン申告・納税サービスです。所得税の確定申告はもちろん、消費税、贈与税、法人税なども e-Tax から手続きできます。

紙の申告書と比べた主なメリット:

  • 税務署への持参・郵送が不要(24 時間いつでも提出可能)
  • 還付金の処理が早い(e-Tax 申告後約 3 週間 vs 書面申告の 1〜2 ヶ月)
  • マイナポータル連携で給与情報や医療費データを自動取得(入力ミス減)
  • 青色申告特別控除が 65 万円に(電子帳簿保存法の要件を満たす場合)
  • 申告書のデータを翌年以降の申告に引き継ぎ可能

ステップ 1 — 必要なものを揃える

e-Tax を利用するには以下が必要です。

マイナンバーカード方式(推奨)

  • マイナンバーカード(個人番号カード)— 市区町村窓口で交付申請、オンライン申請も可
  • マイナンバーカードの暗証番号(署名用電子証明書暗証番号:6〜16 桁英数字)
  • IC カードリーダー(Windows PC で使用)または NFC 対応スマートフォン(マイナポータルアプリで代用可能)

ID・パスワード方式(マイナンバーカードなしでも可)

  • 税務署で事前に発行した利用者識別番号(16 桁)と暗証番号
  • マイナンバーカード・IC カードリーダーは不要

共通要件

  • Windows 11 が動く PC
  • Microsoft Edge(推奨)または Chrome ブラウザ
  • インターネット接続(Wi-Fi 可)
Windows 11 のデスクトップに Microsoft Edge が開かれており、国税庁の確定申告書等作成コーナーのトップページが表示されている
国税庁の確定申告書等作成コーナーは Microsoft Edge または Chrome から利用します。マイナポータルと連携することで入力の手間が大幅に減ります。

ステップ 2 — Windows 11 の事前設定

以前は e-Tax の利用に Java や ActiveX(Internet Explorer 専用機能)が必要でしたが、現在は不要です。ただし、マイナンバーカードを PC の IC カードリーダーで使う場合はドライバーの確認が必要です。

IC カードリーダーのドライバー確認

  1. IC カードリーダーを USB で接続します。
  2. Windows 11 のデバイスマネージャー(Win+X → デバイスマネージャー)を開き、「スマートカード」の項目にデバイスが認識されているか確認します。
  3. 認識されていない場合は製品付属のドライバー CD またはメーカーサイトからドライバーをダウンロードしてインストールします。

JPKI 利用者ソフト(公的個人認証サービス)のインストール

マイナンバーカードで電子署名を行うには JPKI 利用者ソフトが必要です。公的個人認証サービスのポータルサイト(jpki.go.jp)からダウンロードしてインストールします。インストール後、ソフトを起動してカードを読み取り、証明書が認識されることを確認してください。

ブラウザの設定確認

Microsoft Edge で e-Tax を使う場合、設定の変更は基本的に不要です。ポップアップブロックが強すぎると申告書の印刷プレビューが開かない場合があります。Edge の場合:設定 → Cookie とサイトのアクセス許可 → ポップアップとリダイレクト で、e-Tax のサイト(e-tax.nta.go.jp)をブロックの例外に追加してください。

ステップ 3 — マイナポータル連携で自動入力

マイナポータル(myna.go.jp)との連携を事前に設定しておくと、給与情報・医療費データ・ふるさと納税の寄付金情報などを確定申告書に自動転記できます。これが e-Tax 最大のメリットの一つです。

連携手順:

  1. マイナポータルにアクセスし、マイナンバーカードでログインします(PC の IC カードリーダー、またはスマホの NFC)。
  2. 「外部サイトとの連携」から「国税庁(確定申告書等作成コーナー)」を選択します。
  3. 初回のみ同意画面が表示されます。内容を確認して同意します。
  4. 連携が完了すると、確定申告書等作成コーナーで「マイナポータルから取得」ボタンが使えるようになります。

給与所得の源泉徴収票や、保険会社・医療機関からのデータが対応している場合は自動で読み込まれ、手入力の手間が大幅に省けます。

Windows 11 上のブラウザでマイナポータルのダッシュボードが表示されており、確定申告連携の設定画面が見えている
マイナポータルとの連携設定は初回のみ必要です。一度設定すれば翌年以降も同じ連携が使えます。

ステップ 4 — 確定申告書等作成コーナーで申告書を作成

国税庁の確定申告書等作成コーナー(keisan.nta.go.jp)はブラウザで動作するウィザード形式の申告書作成ツールです。操作はすべてガイド付きで進めるため、初めての方でも比較的スムーズに入力できます。

作成の流れ:

  1. 「作成開始」をクリックし、提出方法として「e-Tax(マイナンバーカード方式)」または「e-Tax(ID・パスワード方式)」を選択します。
  2. 申告する税目(通常は「所得税」)を選び、生年月日などの基本情報を入力します。
  3. 所得の種類を選択します:給与所得、事業所得、不動産所得、一時所得など。複数ある場合はすべて選択します。
  4. マイナポータル連携を設定済みの場合は「マイナポータルから取得」をクリックしてデータを自動入力します。
  5. 控除の入力:医療費控除、社会保険料控除、生命保険料控除、ふるさと納税(寄付金控除)、住宅ローン控除などを該当するものを入力します。
  6. 入力が完了すると、自動で税額が計算されます。還付または納付の金額が表示されます。

ステップ 5 — 電子署名と送信

申告書の内容を確認したら、電子署名を付けて e-Tax に送信します。

マイナンバーカード方式の場合

  1. 「送信」ボタンをクリックします。
  2. IC カードリーダーにマイナンバーカードをセットするよう求められます(またはスマホ NFC で代用)。
  3. 署名用電子証明書の暗証番号(6〜16 桁)を入力します。
  4. 電子署名が付与され、データが e-Tax に送信されます。
  5. 送信完了後、受付番号が表示されます。この番号を必ずメモまたはスクリーンショットで保存してください。

ID・パスワード方式の場合

  1. 「送信」ボタンをクリックし、事前に税務署で発行した利用者識別番号と暗証番号を入力します。
  2. 電子署名はマイナンバーカードなしで送信できます。
Windows 11 のブラウザで確定申告書の送信完了画面が表示されており、受付番号が記された確認メッセージが見えている
送信完了後に表示される受付番号は申告の証明になります。メモするかブラウザの画面を保存しておきましょう。

よくあるトラブルと対処法

  • カードが認識されない:IC カードリーダーのドライバーを再インストールし、デバイスマネージャーで認識を確認してください。カードの向きや挿し込み方に注意が必要な機種もあります。
  • 暗証番号をロックしてしまった:署名用電子証明書の暗証番号は 5 回連続で失敗するとロックされます。市区町村窓口でロック解除の手続きが必要です。
  • マイナポータル連携でデータが取得できない:給与支払い会社やかかりつけの医療機関が対応していない場合があります。その場合は手動で源泉徴収票や領収書から入力します。
  • ポップアップがブロックされる:ブラウザ設定で e-Tax サイトのポップアップを許可してください。
  • 送信後にミスに気づいた:e-Tax では「訂正申告」として再送信できます。最後に送信したデータが有効となります。

Windows 11 の初期セットアップについては Windows 11 初期設定ガイドも参照してください。日本語入力(IME)の設定で困った際は Windows 11 IME 設定ガイドが役立ちます。ストレージの空き容量が不安な場合は Windows 11 ディスクのクリーンアップガイドで確保してからお試しください。

よくある質問

e-Tax を利用するために必要なものは何ですか?

基本的に必要なのは、マイナンバーカード、マイナンバーカード対応の IC カードリーダーまたはマイナポータルアプリが使えるスマートフォン、Windows 11 が動く PC、および Microsoft Edge または Chrome です。マイナンバーカードがない場合は、税務署で ID・パスワード方式の申請もできます。

マイナンバーカードがなくても e-Tax は使えますか?

使えます。税務署の窓口で手続きを行うと「ID・パスワード方式」が利用可能です。この方式では IC カードリーダーが不要で、利用者識別番号とパスワードだけで e-Tax にログインできます。ただし、マイナポータル連携方式の方がデータ自動取得ができて便利です。

Windows 11 で e-Tax は問題なく使えますか?

はい、使えます。国税庁の e-Tax は Microsoft Edge(Chromium ベース)および Chrome を推奨しています。以前必要だった Java や ActiveX は現在不要です。ただし、マイナンバーカードを使う場合、JPKI 利用者ソフトのインストールが必要な場合があります。

確定申告の期限はいつですか?

通常の確定申告(所得税)の申告・納税期限は毎年 3 月 15 日です。還付申告は 1 月 1 日から 5 年間いつでも申告できます。e-Tax を使えば 1 月上旬から申告書の作成と提出が可能です。

スマートフォンだけで e-Tax はできますか?

はい、マイナポータルアプリとスマートフォンのみで確定申告が可能です。スマホの NFC でマイナンバーカードを読み取り、マイナポータルから確定申告書等作成コーナーに連携できます。ただし複雑な申告は PC の方が入力しやすい場合があります。

還付金はいつ受け取れますか?

e-Tax で申告した場合、還付金は申告後おおむね 3 週間程度で指定口座に振り込まれます。書面申告の場合は 1〜2 ヶ月かかることがあるため、e-Tax は還付を早く受け取る上でも有利です。

医療費控除はどのように入力しますか?

マイナポータル連携を利用すると、対応している医療機関のデータが自動で取得される場合があります。自動取得できない場合は、領収書をもとに医療費控除の明細書に手動で入力します。確定申告書等作成コーナーには入力補助機能があり、年間合計金額が自動計算されます。

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